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社会人バンドはダサいのか?検索されていた理由と、その背景を考えてみた

こんにちは、大阪の社会人ロックバンド「The Third Glow」スタッフです。

検索サジェストに「社会人バンド ダサい」という言葉が出てくることがあります。
実際にこの言葉で検索して、この記事にたどり着いた方もいるかもしれません。

この記事は、社会人バンドを擁護したり、誰かを否定したりするためのものではありません。
ただ、「なぜこの言葉が検索されているのか」を、一度落ち着いて考えてみたいと思いました。

感情論ではなく、価値観や背景の整理として。
読み終えたあとに「自分はどう感じるか」を考えるきっかけになれば、それで十分だと思っています。

この記事を読むとわかること

  • 「社会人バンド ダサい」が検索されている背景や理由がわかる
  • そう思われやすい価値観や視線を、冷静に整理して理解できる
  • 他人の評価とどう距離を取って音楽を続けるかの考え方がわかる

「社会人バンド ダサい」はなぜ検索されているのか

まず、この言葉が検索されている理由について考えてみます。

検索している人の立場は、おそらく一つではありません。

たとえば、自分自身が社会人バンドをやっていて、
「周りからどう見られているんだろう」「正直ダサいと思われていないかな」
そんな不安から検索している人もいると思います。

一方で、社会人バンドを外から見ている人が、
「社会人になってまでバンドを続けるって、どうなんだろう」
という違和感を確かめるために検索しているケースもあるでしょう。

この言葉がサジェストに出てくるという事実自体が、
社会人がバンドを続けることに対して、一定の視線や評価が存在していることを示しているのかもしれません。

そう思われやすい背景を考えてみる

「社会人バンド=ダサい」という印象が生まれる背景には、いくつかの要素が重なっているように感じます。

ひとつは、「バンドは若い頃にやるもの」というイメージ。
ロックやバンド文化は、青春や反抗と結びつけて語られることが多く、
社会人になってから続けている姿が、どこかズレて見えてしまう場合があります。

また、「プロになれなかったのに続けている」という見方もあります。
学生時代に本気で音楽に打ち込んでいた人ほど、
その後も続けている姿を、未練や中途半端さとして捉えられてしまうことがあるのかもしれません。

さらに、社会人としての優先順位の問題もあります。
仕事や家庭、生活を大切にする年齢になってからも音楽に時間を使うことに、
疑問を感じる人がいるのも事実です。

ただ、こうした見方は「そう感じる人もいる」という話であって、
絶対的な評価ではありません。

ダサいかどうかは、バンドより向き合い方の問題かもしれない

「社会人バンド」という言葉そのものが、ダサさを決めるわけではないように思います。

むしろ、どう見えるかは「どう向き合っているか」による部分が大きいのではないでしょうか。

自分たちの状況を理解せず、学生時代と同じ感覚のままでいたり、
周囲への配慮を欠いた振る舞いをしていれば、違和感を持たれることはあります。

一方で、仕事や生活を大切にしながら、
無理のない形で音楽を続けている姿は、
年齢を重ねたからこその誠実さとして受け取られることもあります。

社会人になってから評価されたミュージシャンもいる

「プロになれなかったのに続けている」と思われることもありますが、
実際には、社会人として働きながら音楽を続け、
その後に評価され、デビューやブレイクに至ったミュージシャンも数多く存在します。

たとえば、

スガシカオ
[Alexandros]
Official髭男dism
(夜と)SAMPO
少年キッズボウイ
ポルカドットスティングレイ
マハラージャン
コブクロ
LAGOON

など、名前を挙げればきりがありません。

彼らの多くは、
「最初から音楽一本で生きていく」道だけを選んでいたわけではなく、
仕事や生活を成り立たせながら、自分なりのペースで音楽を続けていた人たちです。

もちろん、誰もが同じ結果にたどり着けるわけではありません。
ただ、社会人になったからといって、
夢を追うこと自体が否定されるものではない、ということは言えると思います。

仕事や生活を大切にした上で音楽を続けるという選択

社会人になると、音楽だけに時間を使うことは難しくなります。

仕事、生活、健康。
そのすべてを成り立たせた上で音楽を続けるという選択は、
「中途半端」ではなく、「現実と向き合った結果」とも言えるのではないでしょうか。

プロを目指す人も、趣味として続ける人も、
どちらが正解という話ではありません。
大切なのは、自分なりの軸を持っているかどうかだと思います。

社会人バンドの一例として

The Third Glowのメンバーも、全員社会人です。

平日は仕事があるため、練習は主に土日祝に予定を合わせています。
以前より頻度は減りましたが、現在も月1〜2回のペースで活動を続けています。

毎週集まれなくても、音を合わせる場所がある。
その積み重ねが、今の自分たちにはちょうどいい形です。

まとめ

「社会人バンド ダサい」という言葉が検索される背景には、
さまざまな価値観や視線があるように感じます。

ただ、ダサいかどうかは、
社会人であることやバンドを続けていること自体ではなく、
どう向き合っているかによって変わるものではないでしょうか。

他人の評価ではなく、
自分がどう音楽と付き合っていきたいか。
その答えを持っているなら、
社会人になってからのバンド活動にも、十分意味があると思います。

この記事を書いた人

The Third Glow スタッフ

大阪を拠点に活動する、社会人ロックバンド The Third Glow のスタッフです。
社会人になっても音楽を続けたい方や、バンド初心者の方に向けて、スタッフ目線でコラムを発信しています。

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