こんにちは、大阪の社会人ロックバンド「The Third Glow」スタッフです。

社会人になってから、「バンドって、こんなに難しかったっけ？」って感じる瞬間、ありませんか？

学生の頃は週に何回もスタジオに入れたのに、今は月に1回行けたらいい方。仕事終わりにメンバーと予定を合わせるだけでも一苦労。体力的にも、気持ち的にも、なんだか前みたいにはいかなくて、「これって自分だけなのかな」って思ったり。

でも、そういう感覚を抱いている人って、実はすごく多いんじゃないかなと思います。社会人になると、バンドを続けることが難しくなる。それって、特別なことじゃなくて、多くの人が直面する現実なんですよね。

今回は、「社会人になるとバンドは難しい」と感じているあなたに向けて、その気持ちや状況について、少し整理してみたいと思います。答えを出すための記事ではなくて、「こういう気持ち、わかるよ」という共感や、「こんな形もあるんだな」という選択肢を並べてみる感じでつづります。

社会人になると、バンドが「難しい」と感じる理由

社会人になってから、バンド活動が難しくなる理由って、一つじゃないですよね。

まず、単純に時間が減ります。学生の頃は授業が終わったら自由な時間があったけど、社会人になると仕事の拘束時間が長くて、平日にスタジオに行くなんてほぼ不可能。土日だって、疲れて寝てしまったり、家族や恋人との予定があったり、なかなか自由にはなりません。

体力の問題も大きいです。一日働いた後に楽器を弾く気力が残っていない日もあるし、週末にスタジオに入ると翌週に疲れが残ったりして。「こんなに体力なかったっけ？」って思う瞬間、ありますよね。

それから、生活のリズムが変わることで、音楽との距離感も変わってくる気がします。学生の頃は「バンドが生活の中心」みたいな感覚があったけど、社会人になると仕事中心の生活になって、バンドは「余暇の一部」になっていく。その変化に戸惑うこともあるかもしれません。

仕事とバンドを両立しようとして、しんどくなる瞬間

仕事とバンドの両立って、思った以上に難しいです。

練習日が決まっているのに、仕事の都合で行けなくなる。そのたびに「申し訳ない」という気持ちが積み重なっていって、だんだんバンドに行くことそのものが重荷になってきたりします。

「今週も行けなかった」「また迷惑をかけてしまった」という感覚が、いつの間にか楽しかったはずのバンド活動を、義務のようなものに変えてしまうこともあります。

メンバー間の温度差も、社会人バンドならではの悩みかもしれません。参加できない側は引け目を感じ、時間を取れる側は物足りなさを感じる。そのズレが、言葉にしづらい空気を生むこともあります。

「続けたい気持ち」と「難しい現実」のあいだで

バンドを辞めたいわけじゃない。でも、前と同じようには続けられない。

この宙ぶらりんな状態って、意外としんどいものです。割り切れないまま時間だけが過ぎていく感じに、焦りや不安を覚える人もいると思います。

でも、迷うこと自体が悪いわけではありません。社会人になると、音楽だけを優先する生き方ができなくなるのは、ごく自然なことです。

社会人バンドの続け方は、ひとつじゃなくていい

バンドを続ける形は、一つだけではありません。

月に1回しかスタジオに入れなくても、それが今の生活に合っているなら、それも立派な「継続」です。頻度が減ることは、諦めることとは違います。

大切なのは、「自分たちにとって無理がないかどうか」。他のバンドと比べる必要はありません。

無理のない形で続けているバンドもある

The Third Glowのメンバーも、全員社会人です。

平日は仕事があるため、練習は主に土日祝に予定を合わせています。以前よりスタジオに入る頻度は減りましたが、現在も月1〜2回のペースで安定して活動を続けています。

頻度が減っても、集まれる場所がある。音を合わせる時間がある。それだけで、バンドは続いていると感じています。

それでも音楽を手放さなかった理由

音が合ったときの感覚や、曲が形になった瞬間の達成感は、今でも変わりません。

同じ音楽が好きな仲間と、同じ時間を共有できること。その価値は、社会人になってからむしろ大きく感じるようになった気がします。

まとめ

「社会人になるとバンドは難しい」。それは事実かもしれません。

でも、難しいからといって、不可能なわけではありません。形を変えながら、ペースを落としながら、それでも続けている人たちがいます。

もし、心のどこかに「続けたい」という気持ちが残っているなら、その気持ちを大切にしてもいいのではないでしょうか。

無理をせず、自分の生活に合った形で音楽と付き合っていく。そんな続け方も、きっとありだと思います。

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