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【バンドの始め方】はじめてのバンド活動で戸惑いやすいこと7つ|軽音部・初心者がつまずきやすいポイント

こんにちは、大阪の社会人ロックバンド「The Third Glow」スタッフです。

バンドを始めたばかりの頃って、ワクワクする気持ちと「これでいいのかな」っていう不安が入り混じりますよね。軽音部に入った高校生も、社会人になってから「昔やりたかったバンド、やってみようかな」って始めた方も、最初の一歩はみんな似たような感じだったりします。

メンバーの練習を近くで見ていると、「最初から完璧にできる人なんていないんだな」ってよく思います。むしろ、戸惑ったり迷ったりしながら進んでいくのが普通というか。

今回は、バンドを始めたばかりの頃に「あれ?」ってなりやすいポイントを、スタッフ目線でいくつか挙げてみました。「こうすれば解決!」みたいな話ではなくて、「そういうことってあるよね」っていう整理ができたらいいなと思っています。

この記事を読むとわかること

  • バンドを始めたばかりの人が戸惑いやすいポイントがわかる
  • 最初につまずきやすい理由と、その捉え方のヒントがわかる
  • 不安を抱えたままでも続けていける考え方がわかる

練習の進め方がわからない

個人で楽器を練習するのと、バンドでみんなと音を合わせるのって、思った以上に違うんですよね。

一人で弾いているときは問題なくできていたフレーズが、ドラムやベースが入ると急に「あれ、ここどうだっけ?」ってなったり。テンポがちょっとずつズレていくのに気づいて焦ったり。

メンバーを見ていても、最初はみんな「合わせる」ことに苦労している印象があります。自分のパートを弾くだけじゃなくて、他の音を聴きながら、タイミングを探りながら、っていうのは慣れるまで時間がかかるみたいです。

でも、ズレるのって最初は当たり前なんですよね。むしろズレるからこそ、だんだん「あ、今ちょっと合った」っていう瞬間が嬉しかったりするのかもしれません。

機材や音作りで迷いすぎる

「どのギター買えばいいですか?」「エフェクター、何から揃えたらいいんでしょう?」って、よく相談されるみたいです。

確かに、楽器屋さんに行くと選択肢が多すぎて、何を基準に選べばいいのか分からなくなりますよね。ネットで調べると「これが定番」「プロも使ってる」みたいな情報がたくさん出てきて、余計に迷ったり。

でも、高い機材を買ったからといって、すぐにいい音が出るわけでもなかったりします。スタジオで見ていると、最初は手持ちの機材で音を出すこと自体を楽しんでいる人の方が、結果的に続いている気がします。

「音を出す楽しさ」が先にあって、そのうち「もっとこういう音にしたいな」っていう欲が出てきたときに、機材を足していく。そんな順番でもいいのかもしれないですね。

メンバー間の温度差に戸惑う

これ、けっこう多い気がします。

「プロ目指してる!」っていう熱量の人と、「趣味として楽しめたらいいな」っていう人が同じバンドにいると、どうしても温度差が生まれますよね。練習の頻度とか、ライブに対する考え方とか。

学生と社会人が混ざっているバンドだと、スケジュールの調整だけでも大変だったりします。仕事の都合で練習に来られない人がいて、ちょっとギクシャクしたり。

バンドって音楽活動でもあるけど、同時に人間関係でもあるんですよね。メンバーの生活リズムや立場が違うのは当然のことで、そこをどう折り合いをつけていくかっていうのは、正直バンドごとに違うんだと思います。

すぐに答えが出るものでもないし、時間をかけて「このバンドはこういう感じでやっていこう」って形が見えてくる、みたいな感じなのかもしれません。

スタジオ練習が思ったより難しい

初めてスタジオに入ったときの感覚、覚えていますか?

「音、デカすぎない?」「え、ベースの音全然聞こえない」「自分の声がモニターから返ってくるの、なんか変な感じ…」みたいな戸惑い、あるあるだと思います。

家で練習しているときとは全然違う空気感で、最初は音量バランスの調整だけで時間が過ぎちゃったりしますよね。ドラムの音がバーンって鳴ると、他の音が埋もれちゃって、どこを弾いてるのか分からなくなったり。

メンバーを見ていても、スタジオ慣れするまでにはやっぱり時間がかかっているみたいです。回数を重ねていくうちに、「あ、このくらいの音量がちょうどいいな」とか「ここでアイコンタクト取ればいいんだ」とか、少しずつ分かってくる感じ。

最初からうまくいかなくても、それは機材の問題でも実力不足でもなくて、ただ「慣れていない」っていうだけのことなのかもしれないですね。

ライブ前に不安が一気に増える

初ライブが近づいてくると、急に不安が大きくなる人、多いです。

「本番でミスしたらどうしよう」「お客さん、ちゃんと来てくれるかな」「演奏止まっちゃったらどうしよう」って、考え出すとキリがなくなっちゃいますよね。

リハーサルではちゃんとできていたのに、本番前日になると急に弾けなくなる、みたいな話もよく聞きます。練習スタジオとライブハウスの空気感も全然違うし、緊張するのは当たり前というか。

ただ、不安になるっていうのは、裏を返せば「ちゃんとやりたい」「いいライブにしたい」って真剣に思っている証拠なんですよね。なんとも思わなかったら不安にもならないわけで。

不安を消す方法、みたいなのは正直分からないんですけど、「不安になってる自分はダメじゃない」っていうのは言えるかもしれません。

続けること自体が一番難しい

バンドを始めるのは意外と簡単だけど、続けるのは思った以上に難しいんですよね。

学生だったら試験期間や部活の引退、社会人だったら仕事が忙しくなったり転勤があったり。生活の変化に合わせて、バンド活動を続けるのが難しくなる瞬間って、誰にでもあると思います。

あと、モチベーションの波も大きいですよね。「バンドやりたい!」ってテンション高いときもあれば、「なんかもういいかな…」って思う瞬間もあったり。それが自然なことだって、メンバーを見ていて感じます。

無理して燃え尽きるまで頑張らなくてもいいというか。ちょっと休んでもいいし、ペースを落としてもいいし、バンドの形を変えてもいい。そういう柔軟さがあってもいいのかもしれないですね。

それでもバンドを続けてよかったと思う瞬間

ここまで戸惑いやすいポイントばかり書いてきましたが、それでも「バンドやっててよかった」って思える瞬間があるんですよね。

音が合ったときの「おお!」っていう感覚とか。お客さんが一人でも「よかったです」って言ってくれたときの嬉しさとか。小さなことかもしれないけど、そういう瞬間が積み重なっていくのって、なんだかいいなって思います。

スタジオで「今日、ちょっと良かったね」って笑い合っている姿を見ると、こっちまで嬉しくなったりして。完璧じゃなくても、少しずつ前に進んでいる感じが、バンドの良さなのかもしれません。

ライブが終わった後の「お疲れ様でした!」っていう一体感とか、打ち上げで「次はこうしよう」って話している姿とか。そういう日常の積み重ねが、バンドを続ける理由になっていくのかなって思います。

まとめ

バンドを始めたばかりの頃は、うまくいかないことの方が多いかもしれません。戸惑ったり、迷ったり、不安になったり。でもそれって、みんな通る道というか、特別なことじゃないんですよね。

正解は人それぞれだし、このバンドにとっての「いい感じ」は、他のバンドとは違うかもしれません。比べる必要もないし、焦る必要もないのかなって思います。

「音楽を楽しむ」っていう、そのシンプルなことが一番大事。それさえ忘れなければ、どんなペースで、どんな形でバンドを続けていっても、きっといいんじゃないかなって思います。

これからバンドを始める方、今ちょっと戸惑っている方の気持ちが、少しでも軽くなったら嬉しいです。


この記事を書いた人

The Third Glow スタッフ

大阪を拠点に活動する、社会人ロックバンド The Third Glow のスタッフです。
社会人になっても音楽を続けたい方や、バンド初心者の方に向けて、スタッフ目線でコラムを発信しています。

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