
こんにちは、大阪の社会人ロックバンド「The Third Glow」スタッフです。
ライブを観に行ったとき、配信で音楽を聴いているとき、「バンドにキーボードがいるといいな」って思う瞬間がありませんか?
ギターやベースだけでは出せない、柔らかい音色。曲全体を包み込むような厚み。イントロやサビで聴こえてくる、印象的なフレーズ。そういう音が鳴っているバンドを見ると、「自分もあんなふうに弾いてみたい」と感じることがあるかもしれません。
ピアノを習っていた経験がある人なら、「バンドでも弾けるかな」と思ったことがあるかもしれません。でも、クラシックピアノとバンドのキーボードは、少し感覚が違う部分もあります。どんな曲を選べばいいのか、どう弾けばいいのかが見えなくて、最初の一歩が少し重くなる。そんな人もいるようです。
今回は、バンドでキーボードやピアノを弾きたいと思っている人に向けて、簡単でも映える曲や、選び方のポイントを紹介してみたいと思います。
バンドにキーボードやピアノが加わると、音の印象が大きく変わります。
ギター、ベース、ドラムだけでも、もちろんバンドとして成立します。でも、そこにキーボードが入ると、音に厚みが生まれます。高音域の華やかさ、中音域の温かさ、低音域の支え。そういう要素が加わることで、曲全体の雰囲気が変わります。
ギターだけでは担いにくい役割も、たくさんあります。シンセパッドで曲全体を包み込んだり、エレピで温かみを加えたり、ピアノのリフで印象的なフレーズを奏でたり。キーボードがいることで、表現の幅が広がります。
それに、キーボードは「難しいフレーズを弾かなくても成立しやすい」楽器でもあります。コードをシンプルに鳴らすだけでも、バンドの中で十分な役割を果たせます。イントロやサビで印象的なフレーズをひとつ入れるだけでも、曲の見え方がガラッと変わることもあります。
「ピアノが得意じゃないから…」と感じている人でも、バンドのキーボードは思っているより入り口が広いかもしれません。
バンドで弾く曲を選ぶとき、いくつかのポイントを意識すると、簡単でも映える曲を見つけやすくなります。
複雑なフレーズを追いかけるより、コードをしっかり鳴らして曲を支える。そういうスタイルの曲は、弾きやすい上に、バンドの中での存在感も出やすいです。
左手でベース音、右手でコードを鳴らす。それだけで、曲全体の厚みが増します。クラシックピアノのように細かい指の動きが必須、という場面は意外と多くありません。
同じフレーズを繰り返すことで、曲の印象を作っている曲もあります。そういう曲は覚えやすいですし、練習もしやすいです。
イントロで印象的なフレーズを弾いて、あとはコード弾きでサポートする。そういう形でも、キーボードの存在感はしっかり出せます。
バンドで演奏するとき、原曲と全く同じように再現しなくても大丈夫です。原曲ではシンセで鳴っている音を、ピアノで置き換えてもいい。細かいフレーズを省略して、コード中心にしてもいい。
大事なのは、バンド全体の音のバランスです。自分が弾きやすい形にアレンジして、バンド全体で無理なく合わせられる。それが、結果的に一番“いい形”になりやすいです。
ここでは、キーボードやピアノで入りやすい曲を紹介します。どれも、コード弾きや繰り返しフレーズで成立する曲で、これから始める人でも挑戦しやすいものです。
大ヒット曲で、多くの人が演奏したいと思う定番曲です。
なぜ弾きやすいか
ピアノのコード弾きが曲の軸になっています。基本的なコード進行を繰り返すスタイルなので、覚えやすく、弾きやすいです。
バンドでの役割イメージ
イントロからピアノが印象的に鳴ります。サビでは、ピアノの音が曲全体を支える柱になります。コード弾きだけでも、十分に存在感があります。
ピアノ経験者が楽しめるポイント
テンポが速めですが、リズムに乗って弾く楽しさがあります。ピアノが主役級の役割を果たすので、弾いていて気持ちいい曲です。
シンセサウンドが特徴的な、ロックとエレクトロが融合した曲です。
なぜ弾きやすいか
循環コードで覚えやすく、同じパターンの繰り返しが多いです。シンセのフレーズも、シンプルで掴みやすいものが中心です。
バンドでの役割イメージ
シンセのリフが曲の印象を決めています。コード弾きとシンセリフを組み合わせることで、原曲に近い雰囲気を作れます。
ピアノ経験者が楽しめるポイント
クラシックピアノとは違う、シンセサウンドの世界を体験できます。音色を変えるだけで、曲の印象が大きく変わるのも面白いです。
ピアノが印象的な、切ないロックバラードです。
なぜ弾きやすいか
ピアノのコード弾きが中心で、テンポもゆったりしています。基本的なコード進行なので、初めてでも挑戦しやすいです。
バンドでの役割イメージ
イントロからピアノが曲を引っ張ります。サビでは、ピアノの音が感情を盛り上げる役割を果たします。
ピアノ経験者が楽しめるポイント
ピアノの音色が曲の世界観を作っています。感情を込めて弾くことで、より表現力のある演奏ができます。
ポップで明るい、バンドの定番曲です。
なぜ弾きやすいか
ピアノとシンセが華やかですが、基本的なコードバッキングが中心です。テンポも適度で、弾きやすいです。
バンドでの役割イメージ
ピアノが曲全体の明るさを支えています。イントロやサビで印象的なフレーズを入れると、曲の華やかさが増します。
ピアノ経験者が楽しめるポイント
ポップな曲調で、弾いていて楽しい気分になります。シンプルながら、ピアノの存在感がしっかりある曲です。
シンセパッドやピアノが厚みを加えている、優しい雰囲気の曲です。
なぜ弾きやすいか
コード弾きで対応可能で、複雑なフレーズはありません。ゆったりとしたテンポなので、落ち着いて弾けます。
バンドでの役割イメージ
シンセパッドで曲全体を包み込む役割です。ピアノでコードを鳴らすことで、温かみのある雰囲気を作れます。
ピアノ経験者が楽しめるポイント
シンプルな弾き方でも、曲の世界観を支える重要な役割を果たせます。音色選びで、印象を大きく変えられる楽しさもあります。
王道のJ-POPで、ピアノが印象的な曲です。
なぜ弾きやすいか
基本的なコード進行で、ピアノが原曲でも使われています。テンポがゆったりしていて、弾きやすいです。
バンドでの役割イメージ
ピアノが曲全体を優しく包み込みます。ギターと絡み合いながら、厚みのあるサウンドを作れます。
ピアノ経験者が楽しめるポイント
王道のコード進行を学べる曲です。シンプルながら、ピアノの音色が曲の印象を左右します。
ピアノのイントロが非常に有名な、切ない夏の曲です。
なぜ弾きやすいか
イントロのフレーズはシンプルで、繰り返しが中心です。あとはコード弾きで曲を支えられます。
バンドでの役割イメージ
イントロのピアノフレーズで、曲の世界観を一気に作ります。サビでは、ピアノが感情を盛り上げる役割を果たします。
ピアノ経験者が楽しめるポイント
シンプルなフレーズですが、非常に印象的です。弾いていて、「この曲だ!」という実感が得られます。
2025年も大人気の、疾走感あるロック曲です。
なぜ弾きやすいか
ピアノのコード弾きが疾走感を支えています。テンポは速いですが、動きはシンプルです。
バンドでの役割イメージ
ピアノが曲全体のリズムを作ります。コード弾きだけでも、曲の勢いを支える重要な役割を果たせます。
ピアノ経験者が楽しめるポイント
疾走感のある曲を、ピアノで支える楽しさがあります。リズムに乗って弾く気持ちよさを味わえます。
クラシックピアノを習っていた人の中には、「バンドって別物かも」と感じる人もいるかもしれません。
確かに、クラシックとバンドのキーボードは、求められるものが違う部分があります。クラシックは譜面通りに正確に弾くことが大切な場面が多い。一方でバンドでは、「雰囲気を支える」「全体の中でちょうどいいところに置く」ことが大事になることもあります。
譜面通りに完璧に弾くより、バンド全体の音を聴きながら、自分の音をどう重ねるか。そういう感覚が、バンドでは楽しいポイントになりやすいです。
「こう弾かなきゃいけない」という形に縛られすぎず、シンセやパッド、エレピといった音色も使いながら、曲の空気を作っていく。クラシックとはまた別の、自由さがあります。
ピアノ経験があるなら、コード感覚や鍵盤に触れる慣れは、すでに身についています。それは、バンドでも確実に活きます。あとは、バンドならではの「支え方」「置き方」を少しずつ掴んでいけば大丈夫です。
The Third Glowでも、キーボードやシンセを取り入れることがあります。
難しいことをしているわけではありません。シンプルなコード弾きや、繰り返しのフレーズ。でも、それだけで曲の印象が大きく変わります。ギターだけでは出せない柔らかい音色や、厚みのある響きが、バンドの音に広がりを与えてくれます。
キーボードがいることで、選べる曲の幅も広がります。ピアノが印象的な曲、シンセサウンドが特徴的な曲。そういう曲も、バンドのレパートリーに加えられます。
「難しいフレーズが弾けないから」と無理に背伸びをしなくても大丈夫です。簡単な弾き方でも、バンドの中で十分に役割を果たせます。むしろ、シンプルに弾くことで、全体の音がまとまることもあります。
バンドでキーボードやピアノを弾くことは、思っている以上にハードルが高くありません。
難しいフレーズを弾かなくても、コード弾きだけでも、バンドの中でしっかり存在感を出せます。簡単な曲からでも、音楽は十分楽しいです。
「Pretender」「新宝島」「マリーゴールド」「若者のすべて」。どれも、キーボードやピアノが印象的でありながら、入りやすい曲です。まずは好きな曲から触ってみる。それでいいと思います。
ピアノ経験がある人なら、その経験は確実にバンドで活きます。クラシックピアノとは違う、「雰囲気を支える」楽しさも味わえるはずです。
「ちょっと弾いてみたい」。その気持ちが、次の一歩になります。キーボードやピアノで、バンドに参加してみてください。簡単な曲からでも、ちゃんと音楽になります。音を鳴らす楽しさを、ぜひ体験してみてください。
大阪を拠点に活動する、社会人ロックバンド The Third Glow のスタッフです。
社会人になっても音楽を続けたい方や、バンド初心者の方に向けて、スタッフ目線でコラムを発信しています。
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